初詣の楽しみと言えば”おみくじ”です。その年の運勢を占う大事な儀式。
どうせ引くならやっぱり「大吉」を引き当てたいものです。
数多くの運勢がある中、おみくじで大吉が当たる確率はどれくらいなのでしょうか?目安はあるのか、決まってるのか?またおみくじのいい順番とは?
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お正月におみくじで運勢を占う意味は?
そもそも何故日本人はおみくじを引くようになったのでしょうか?あまり知られていないおみくじの歴史ですが、ネットではこのような記載がありました。
古代においては国の祭政に関する重要な事項や後継者を選ぶ際に神の意志を占うために籤引きをすることがあり、これが現在の神籤の起源とされている。多くの神社仏閣でみられる現在のおみくじの原型は元三慈恵大師良源上人(912~985)の創始とされている。
現在の神籤は参詣者が個人の吉凶を佔うために行われるもので、これは鎌倉時代初期から行われるようになった。当時は自分で籤を用意するのが一般的であった戦国時代には、戦の日取りや戦い方を決める方法として用いられた例が九州地方に見られる。
引用:wikipedia
古代の日本では、政治の重要な政策の決定や重役の後継者を選定する際に「くじ引き」を行っていたようです。
神社やお寺でおみくじを引く現在のスタイルは天台宗の僧侶・良源さんが作ったんですね。
国の重要な事柄をくじ引きで決めていたのは驚きですが、古代の人たちにとって「おみくじ」は重要な指針だったことが分かります。
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知りたい!おみくじのホントの事。縁起のいい順番って?
おみくじのいい順番については「大吉」が1番良くて「大凶」が1番悪いくらいしか知らないという人も多いですよね?
おみくじの縁起の良い順番をまとめてみました。一般的にはこの2つのパターンに分けられるようですね。
【7段階】
大吉>中吉>小吉>吉>末吉>凶>大凶
【12段階】
大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶
これはあくまでポピュラーな順番で、各神社やお寺によっては違うこともあるようです。
例えば神奈川県藤沢市にある鵠沼伏見稲荷神社では
【5段階】
大吉>中吉>小吉>吉>凶
【12段階】
大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶
の2パターンを採用しています。
「中吉」や「小吉」を省略し、「大吉」の次点にすぐ「吉」を持ってくる所もあるみたいですよ。
おみくじを引いて大吉が当たる確率は?実は決まってる?
関連記事:おみくじで凶や大凶がでたら引き直す?上書きの効果はある?
最も気になる「大吉」を引く確率ですが、結論から言えば吉凶の割合は神社によってバラバラです。
しかし一応の基準は設けられています。やはりおおよその目安は決まってるんですね~
おみくじの開祖である良源さんが作成した「元三大師御籤帳(みくじちょう)」には、吉凶が占める割合が以下のように決められています。
「大吉」…16%
「吉」…35%、
「凶」…29%
その他…20%
「大吉・吉・凶」で全体の8割を占め、残りの2割は各神社の裁量で決めていいということですね。
有名な神社の「大吉」の割合も調べてみました。
浅草寺…17%
成田山…18.3%
川崎大師…17.2%
平均して17%くらいでしょうか
この3つの神社では、定められた割合をおおよそ遵守しているみたいです。
ちなみに全国の神社の「大吉」の割合平均は約22.2%と言われています。とりあえず、おみくじを引いて「大吉」が当たる可能性は20%くらいと考えて良さそうですね♪
関連記事:おみくじで悪い内容を引いた時はどうする?凶が出た場合の解釈の仕方は?